地域ガイド養成講座(リーダー育成プログラム)
目的
地域の観光資源や文化的背景を正しく伝え、即戦力として地域で活動できるガイドを育成します。全国各地の着地型観光と農泊の質向上、そして地域の持続的な活性化を目指します。
本講座では、自然・食・暮らし・歴史文化・農泊体験など、その土地ならではの魅力をわかりやすく伝える「ガイド」を育成するとともに、地域の核となってリーダーシップを発揮できる人材の形成を目指します。
地域の物語や暮らしのリアリティを伝えることで、来訪者の共感と愛着を高め、交流人口の拡大と地域経済の循環につなげます。
また、観光に限らず、多様な関係者(ステークホルダー)との連携を促進し、地域全体が協力し合いながら持続的に発展していくための人づくりを支援します。
自治体・DMO・観光協会|方針策定・広域連携・情報発信
農泊受入組織・農林漁業者|宿泊・体験の提供/資源の磨き上げ
商工会・事業者(飲食・小売・交通)|受入体制/回遊・消費の創出
教育機関(学校•旅行会社・教育旅行事務局)|学習連携/教育プログラム化
文化・地域団体(保存会・NPO・自治会)|地域資源の保全/語りの継承/安全
保険・医療関係|安全基準/リスクマネジメント支援
[ 自治体・DMO・観光協会 ]
方針策定・広域連携・情報発信
[ 農泊受入組織・農林漁業者 ]
宿泊・体験の提供/資源の磨き上げ
[ 商工会・事業者(飲食・小売・交通) ]
受入体制/回遊・消費の創出
[ 教育機関(学校•旅行会社・教育旅行事務局) ]
学習連携/教育プログラム化
[ 文化・地域団体(保存会・NPO・自治会) ]
地域資源の保全/語りの継承/安全
[ 保険・医療関係 ]
安全基準/リスクマネジメント支援
背景と必要性
全国の農山漁村地域では、人口減少や高齢化により地域活動の担い手不足が深刻化する一方、体験型観光や交流人口、農泊への期待が高まっています。
地域の魅力を「人」の力で伝える観光の在り方が注目されるなか、地域に根ざし、自然・食・暮らし・文化、そして農泊体験を訪問者に伝えられるガイド人材の育成は、観光振興だけでなく、地域の持続可能な活性化に不可欠です。
また、農林漁業や農泊の価値をわかりやすく伝えられる存在は、教育旅行やインバウンド対応など多様化するニーズにも対応できる貴重なリソースとなり得ます。加えて、ガイド同士のネットワーク形成や地域内の関係人口の創出にもつながり、地域の自立的発展を支える基盤となることが期待されます。
実施内容
本講座は、農山漁村地域における観光人材の育成を目的とし、地域資源の理解・伝え方の技術・安全対策・現場実践までを網羅した実践的プログラムです。座学とフィールドワークを組み合わせ、学びと体験の両立を図ります。実体験を通じて地域の現場に即した理解を深め、プロとしての実践力を身につけます。
【期 間】3日間の集中講座 + OJT(実地研修)1日
【会 場】全国各地(例:北海道の酪農地域/日本海側の漁村/中山間地域の農泊受入地/歴史的まちなみなど)
【対象者】地域で活動を希望する住民、農泊受入組織・農林漁業従事者、観光関係者、地域おこし協力隊、教育旅行の受入れ希望者など(目安:15名)
【内 容】
・1日目
地元学/地域資源の活用法/フィールドワーク①
・2日目
ガイドスキル/プロ接客/対象別対応術
/フィールドワーク②
・3日目
リスクマネジメント(農泊受入時の安全・衛生含む)
/地域プラン企画
・4日目
OJT(ガイド実践と効果測定)/マーケティング
/販売導線
【講 師】体験型観光や地域づくりの専門家・現役ガイド
カリキュラム構成
本講座は「学ぶ」「実践する」「つなげる」という3つの柱で構成されています。地域資源を活かした体験観光の担い手に必要な知識と技能を、段階的かつ実践的に習得できる内容としています。
【カリキュラムの柱】
① 学 ぶ|地元学/観光論/ガイドスキル/安全管理
② 実践する|フィールドワーク/企画演習/OJT(実地研修)
③ つなげる|他地域事例/参加者間の共有/地域との意見交換
受講後は、単に「案内する」だけでなく、地域の一員として主体的に活動できる人材を目指します。
特徴
地域に根ざしたガイド人材の育成に特化した実践プログラム
座学×フィールドワークで、現場で使える即戦力スキルを習得
地域資源の発掘→体験プログラム企画→実施までを一貫して学ぶ(農泊×体験のパッケージ化を含む)
受講者同士/地域内ネットワーク構築機会を提供(継続交流を支援)
安全管理・リスクマネジメントを体系化し、現場対応力を強化
講座修了者には「地域ガイドリーダー認定カード(仮称)」を交付
第一線で活躍する講師陣(現役ガイド・地域観光のプロ)による指導
他事業との比較(本講座の位置付け)
本講座は、他の全国的なガイド育成事業と比較して、地域密着性と即戦力育成において優れた特徴を持ちます。以下に、一般財団法人都市農山漁村交流活性化機構が主催する「グリーン・ツーリズムインストラクター育成スクール」との比較を示し、本講座の位置付けを整理します。
| 項目 | GTインストラクター育成スクール | 地域ガイド養成講座(本講座) |
|---|---|---|
| 目的 | 全国で通用する指導者層の育成 | 地域密着型ガイドの即戦力育成 |
| 対象 | 地域リーダー・指導者層 | 地元住民・観光関係者・農泊受入組織 等 |
| 内容の視点 | 制度理解・理論中心 | 実践中心・体験重視 |
| 講座構成 | 座学中心+地域内視察 | 座学+フィールドワーク+OJT |
| 実地性 | 現地見学あり | 実地演習/OJTで即戦力化 |
| 修了後の展開 | 全国ネットワークで活動 | 地域内での継続的な活動を想定 |
| 講師陣 | 学識経験者・外部専門家 | 現役ガイド/地域観光の実務者 |
| 地域との連携 | 企画提案支援型 | 地域主体の人材育成型 |
| 宿泊の有無 | 3泊4日宿泊型 | 通い(宿泊は柔軟に対応可) |
| 農泊対応 | 制度解説中心 | 農泊×体験のパッケージ化/受入組織との連携 |
| 成果物 | 修了証 | ガイド台本・価格表(タリフ)・告知素材を整備 |
| 継続支援 | 全国フォーラム・メルマガ中心 | 修了者コミュニティ/定例勉強会/OJTフォロー |
| KPI | 受講者数・修了率・資格取得者数 | 催行回数/満足度/安全0件/収支改善 |
予算
本講座の実施にあたって、下記のとおりの経費を想定します。規模や内容により調整可能です。
前提(モデル例)
・構 成|3日間+OJT1日(計4日)
・人 数|受講者15名程度
・講 師|2名(うち1名メイン)
・会場・機材|主催者側手配/貸与
・旅費・宿泊|実費精算(後述)
予算内訳(税別・モデル例)
・運営費(事務局運営、日程調整、受講管理)…… ¥160,000
・テキスト/資料作成・印刷(電子配布含む)……… ¥40,000
・講師謝金(3日+OJT、2名分の合算)…………… ¥300,000
【小計】約 ¥500,000(税別)
別途実費
・会場費、備品レンタル(プロジェクタ等)
・旅費交通費・宿泊費(講師・スタッフ分/実費)
・受講者保険・賠償責任保険(必要に応じて)
合計目安
約 ¥500,000(税別)+実費
※助成制度の活用や地域協力によりコスト圧縮が可能です
調整オプション(例)
・1日短縮(3日間+OJT→2日間+OJT) :▲¥75,000
・講師1名体制(内容圧縮・実技比率調整) :▲¥60,000〜
・受講者増(+10名ごと、資料/運営追加):+¥20,000〜
・写真・動画記録(編集納品つき) :+¥80,000〜
・ガイド台本/危険箇所台帳のテンプレ整備:+¥30,000〜
コストダウンの具体策
会場・機材の地元調達(公民館・観光協会設備の活用)
下見の同日実施(前日入りを避けて移動費削減)
地域協力によるフィールド交通手配(マイクロバス/乗合)
支払い・その他
・お 支 払 い|実施後30日以内を目安(応相談)
・キャンセル規定|開催14日前以降は準備実費+規定料を申し受けます(別紙)
・助 成 連 動|市町村・DMO等の助成事業と連動可能
成果と展望
地域の観光力と受入体制の底上げ
地域に根ざしたガイド人材の育成により、案内品質・安全基準・受入導線が均質化し、地域全体の受入力が向上します。
商品化・教育旅行への展開と収益性の向上
体験プログラムの商品化や教育旅行の受入対応に活用され、持続的に収益を生む観光資源として発展が見込まれます。
修了者ネットワークによる継続的な連携
講座修了者のネットワークを構築し、地域横断の連携・共同プロモーション・情報共有の場を生み出します。
分野横断の協働による地域の持続的発展
観光・農林水産・教育・まちづくり等のステークホルダー協働を促進し、地域全体の持続的発展につなげます。
評価指標(KPI)例(任意掲出)
年間催行回数/参加者数/満足度(90%以上)
安全インシデント0/危険箇所台帳・中止判断基準の運用率
教育旅行受入件数/農泊×体験パッケージ造成数
再訪率・口コミ数/連携事業者数
次の一手(推奨アクション)
1. モニターツアー実施 → 改善サイクル定着
2. 販売導線整備(料金・予約・タリフ)と広報素材統一
3. 修了者コミュニティ運用(定例勉強会/OJTフォロー)
合計目安 | ¥500,000+実費

